クロアチアの生活費と税金を日本と比較|シェアハウス前提で見る月収30万円モデル
ヨーロッパで働き、生活するという選択について(前提として)

ヨーロッパで働きたい、暮らしてみたいと考えるとき、
日本の価値観のまま判断してしまうと、うまくいかないことが多いのが現実です。
収入の高さ、貯金額、効率、スピード、便利さといった
日本では当たり前に重視される基準は、
ヨーロッパでは必ずしも「正解」ではありません。
まず大切なのは、「日本と同じ物差しで比べない」ことです。
ヨーロッパで働き・暮らすメリットとは
ヨーロッパでの生活の魅力は、
必ずしも「お金が増えること」ではありません。
多くの人がヨーロッパを選ぶ理由は、次のような点にあります。
1. 仕事と生活のバランスが前提として守られている

ヨーロッパでは、
- 長時間労働をしない
- 休暇をきちんと取る
- 仕事が人生のすべてではない
という考え方が社会に根付いています。
「働きすぎないこと」が怠けではなく、健全な生き方として受け入れられています。
2. お金よりも「時間」と「生活の質」を重視する文化

収入が日本より高くなくても、
- 家族やパートナーとの時間
- カフェで過ごす日常
- ゆっくり食事を楽しむこと
こうした時間が、生活の中心にあります。
生活を楽しむこと自体が価値とされている点は、日本との大きな違いです。
3. 「今」を大切にする価値観
ヨーロッパでは、
- 将来のためだけに今を犠牲にしない
- 貯金よりも、今の人生をどう生きるか
を重視する人が多く見られます。
「余裕があれば貯金する」
「まずは生活を成り立たせる」
という考え方が一般的です。
4. 生活コストは「下げる前提」で設計できる

ヨーロッパでは、
- シェアハウス
- パートナーとの同居
- 郊外・地方都市での生活
など、固定費を下げる選択肢が豊富です。
一人で全てを抱え込む前提ではなく、生活を分け合うことが自然な文化があります。
5. キャリアの考え方が柔軟
- 一度立ち止まる
- 別の国で働く
- 職種を変える
といった選択が、「失敗」ではなく「経験」として扱われやすい環境です。
また1年程でキャリアアップのために仕事を変えるのも当たり前。
年齢に対するプレッシャーも、日本ほど強くありません。
年齢が上だろうが下だろうが関係なく実力主義です。
向いている人・向いていない人
ヨーロッパ生活が向いている人
- 日本の働き方に違和感がある
- お金より生活の質を重視したい
- ゆっくりでも自分のペースで生きたい
- 国や文化の違いを楽しめる
- 実力主義なので結果次第で年齢関係なく昇給ができる
向いていないかもしれない人
- 収入や貯金額を最優先したい
- 日本と同じ水準を求めてしまう
クロアチア VS 日本 (生活費)
クロアチアでの生活を考える際、
日本と同じ「単身・一人暮らし」を前提にすると、生活が厳しく見えてしまいます。
しかし実際には、
クロアチアではシェアハウス(ルームシェア)が一般的な選択肢であり、
この前提で考えると生活費の構造は大きく変わります。
この記事では、
- 日本:単身・一人暮らし
- クロアチア:シェアハウス前提
という 現実的な前提 で、総支給30万円モデルを使って比較します。
【前提条件】この比較モデルについて(重要)
共通条件
- 単身・扶養なし
- フルタイム就労
- ボーナスなし(基本クロアチアではイースターとクリスマスにボーナスがあります)
- 2024〜2025年水準の概算
- 為替:1€=160円
住居条件
- 日本:東京近郊で一人暮らし
- クロアチア:ザグレブ周辺でシェアハウス
※実際の金額はエリア・物件・契約条件で変動します。
日本(東京)|総支給30万円モデル(単身)
手取り額(再掲)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 総支給 | 300,000円 |
| 控除合計 | 約63,000円 |
| 手取り | 約237,000円 |
クロアチア|総支給30万円相当モデル(シェアハウス)
手取り額(再掲)
- 総支給:約1,875€
- 控除合計:約585€
手取り:約1,290€(約206,000円)
固定費の比較(シェアハウス前提)
固定費とは
毎月ほぼ必ず発生し、下げにくい支出です。
| 項目 | 日本(東京) | クロアチア(シェア) |
|---|---|---|
| 家賃 | 80,000円 | 約55,000円(約350€) |
| 光熱費 | 12,000円 | 約8,000円(約50€) |
| 通信費 | 10,000円 | 約7,000円(約45€) |
| 交通費 | 12,000円 | 約8,000円(約50€) |
| 固定費合計 | 約114,000円 | 約78,000円 |
家賃と光熱費を分担できるのが最大の違いです。
変動費の比較
| 項目 | 日本 | クロアチア |
|---|---|---|
| 食費 | 40,000円 | 約40,000円(約250€) |
| 日用品 | 10,000円 | 約7,000円(約45€) |
| 交際・カフェ | 20,000円 | 約20,000円(約125€) |
| 娯楽・その他 | 15,000円 | 約15,000円(約95€) |
| 変動費合計 | 約85,000円 | 約82,000円 |
生活費合計(固定費+変動費)
| 項目 | 日本 | クロアチア |
|---|---|---|
| 固定費 | 約114,000円 | 約78,000円 |
| 変動費 | 約85,000円 | 約82,000円 |
| 生活費合計 | 約199,000円 | 約160,000円 |
【最重要】1か月で手元に残る金額
日本(東京・単身)
手取り 237,000円 − 生活費 199,000円
= 約38,000円
毎月の余剰:約38,000円
クロアチア(シェアハウス)
手取り 約206,000円 − 生活費 約160,000円
= 約46,000円
毎月の余剰:約46,000円
この結果から分かること
- 手取り額だけを見ると日本が有利
- しかし 住居をシェア前提にするとクロアチアも黒字になる
- 固定費(特に家賃)が生活を左右する
なぜクロアチアではシェアが現実的なのか
- シェアハウス文化が自然
- 家具付き物件が絶対なので家具を買わなくていい
- 短期〜中期契約がしやすい
- パートナー・友人との同居が一般的
「一人で全部払う」前提ではない社会構造です。
日本人がクロアチアで生活する際の現実的な考え方
- 単身一人暮らしにこだわらない
- 最初は必ずシェアを検討
- 家賃を最優先で抑える
- 慣れてから住居をアップグレード
この順番が、失敗しにくいです。
まとめ
- クロアチア生活は「シェア前提」で考えると現実的
- 同じ30万円モデルでも、黒字にできる
- 生活の質と余剰のバランスが取りやすい
- 日本式の一人暮らしモデルをそのまま当てはめないことが重要


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